新たなウェブサイトを開設したことによりこのブログの更新は停止していますが、松戸の高島司法書士事務所では債務整理(任意整理、自己破産、民事再生)、消滅時効援用、相続放棄、過払い金請求などのご相談・ご依頼を承っております。
ご相談は予約制ですので、ご相談予約・お問い合わせのページをご覧ください。また、最新の情報については、債務整理のページや、ブログ(債務整理・借金問題のご相談)で更新をおこなっています。
個人の自己破産・民事再生の申立て
前回の記事にも書きましたが、2018年に入ってから個人の方についての自己破産・民事再生の申立てのご依頼が多くなっています。年明けから本日までの間で、既に自己破産と民事再生を合わせて7件のご依頼をいただきました。
当事務所では2002年に開業してからずっと債務整理手続きを取り扱ってきましたが、近年はご依頼件数が減少傾向にありました。2017年の申立件数は、自己破産が3件、民事再生が2件であり、この数年間はずっと同じような申立件数でした。それが3月上旬の時点で、既に自己破産と民事再生を合わせて7件のご依頼をいただいており、既に昨年の申立件数を上回っているわけです。
ところで、自己破産や民事再生では、司法書士費用もそれなりの額になりますから、裁判所費用と合わせ分割払いで積み立てていくのが通常です。したがって、ご依頼いただいてから裁判所へ申し立てるまでに半年程度の期間を要することもあるので、ご依頼件数と実際の申立件数には時間のずれが生じます。
それにしても、今年に入ってからご依頼いただいているものは今年中に申立するでしょうし、昨年のご依頼でまだ申立をしていないのが2件あるので、2018年中に申立てするはずのご依頼が現時点で9件あることになります。今月に入ってからも債務整理、とくに自己破産や民事再生についてのお問い合わせが多く入っているので、さらに件数が増えるのは確実だと思われます。
どうして多重債務に陥ってしまうのか
現在の日本では、安定した収入が得られる仕事を1度手放してしまうと、再び同程度の収入を得られる仕事に就くのは困難な場合が多く、すぐに貧困に陥ってしまうというのが現実です。
学校を卒業して新卒で入った会社に定年まで勤め、その間に結婚し子供を育てながらマイホームを購入し、経済的に不安の無い人生を送ることが出来る人はごく一部です。
新卒で入った会社に勤め続けたからといって豊かになれるとは限らないし、だからといって転職すればさらに条件が悪くなる場合も多い。とくに、中高年になってからの職探しでは、必死で働いても貧困から抜け出せなくなってしまうような状況もあります。
また、女性の場合には、離婚してシングルマザーになったときに貧困に陥るケースが非常に多いです。離婚した時点で実家に戻り両親の援助が得られるような場合は別として、両親も生活に困っているという場合も多いですから誰にも頼ることができない。
生活費にも困るような状況の場合、クレジットカードのリボ払いで食品や日用品の購入をしているケースが非常に多いです。そして、複数のクレジットカードの利用限度額が一杯になったことで限界を感じて債務整理をするに至るわけです。
債務整理をしたとしても、そもそもの収入が少ないのであれば、その後の生活はあまり楽にならないかもしれません。それでも、キャッシングやリボ払いの利息を払い続ける状況よりは改善するはずです。キャッシングやリボ払いの残高が増えて支払いが困難だと思ったら、専門家である弁護士や認定司法書士に相談して債務整理を検討するようにしてください。
松戸の高島司法書士事務所でも、債務整理のご相談をいつでも受け付けています。