検索順位大変動とAIモード検索の時代へ

このブログを更新するのは久しぶりになりますが、今回もウェブサイトのSEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)やGoogle検索順位のお話です。

インターネットを活用した集客をおこなっている、司法書士やその他の士業事務所の方には興味のある話題かもしれませんが、それ以外の方にとってはあまり役に立たないお話かと思われます。

さて、Googleによる、2025年3月のコアアップデートの影響なのか、ウェブサイトの検索順位が変動し続けているようです。

私がいつもチェックしているのは、「司法書士 松戸」、「司法書士 松戸市」、または、「相続登記 松戸」、「相続登記 松戸市」のように、あるキーワードに松戸(または、松戸市)を加えた2語での検索順位です。

現在では、Google検索結果の最初に「Googleビジネスプロフィール」、「Google広告」、「関連する質問」などが表示されることがあるため、オーガニック検索で1位になったとしても、かつてほどの集客効果は得られなくなっていると思われます。

それでも、SEOにより集客をしようとするならば、「司法書士 ○○市」のようなキーワードで上位表示されるように努力することは必須でしょう。

たとえば、GMO順位チェッカーによれば、「司法書士 松戸」の月間平均検索数は320となっています。オーガニック検索1位のページが必ずクリックされるとは限らないとしても、上位表示されることでそれなりの集客効果は期待できるわけです。

しかしながら、「司法書士 松戸」の検索順位で、当事務所ウェブサイト(松戸市の高島司法書士事務所(松戸駅徒歩1分))は現在3位となっています。

ただし、1位は「松戸市のおすすめ司法書士○社を徹底比較」とのタイトルの企業が運営する司法書士検索サイト、2位は「松戸支部 – 会員名簿 | 千葉司法書士会」とのタイトルの千葉司法書士会によるページなので、司法書士事務所によるページでは最上位です。

個人が運営する司法書士事務所のページが、「司法書士 松戸」などの検索順位で1位になるのは非常に難しいものの、月間平均検索数が320のキーワードで3位では、実際にクリックされる数はごく僅かになってしまうはずです。

そこで、少しでもオーガニック検索からの流入を増やすため、何としてでも1位を奪還したいと日々努力を続けているわけです。

実際のところ、最近では3位でも上出来なくらいの状況であり、日によっては6,7位までに落ちているようなこともあるのですが、このブログも含めた複数のサイトによる総力戦で、何とか上位を目指していきたいと考えています。

当事務所のサイトとしては、「司法書士 松戸」で3位の「松戸市の高島司法書士事務所(松戸駅徒歩1分)」に続き、一時は10位圏内から外れていた「高島司法書士事務所(千葉県松戸市)」が6位に順位を戻しています。

さらには、このブログが設置されているドメインのトップページ(債務整理の相談室 | 松戸の高島司法書士事務所)が11位に上がってきています。

このサイトは消滅時効援用などの特定のキーワードでは上位表示されるものの、「司法書士 松戸」などでの上位表示には縁がありませんでした。もしかすると、このブログを設置し、債務整理以外のことも書いてきたことで順位が上がってきたのかもしれません。

11位では集客効果など全くないとしても、先ほども書いたとおり当事務所運営サイトの総力戦であれば、このようなサイトが全体の底上げに役立つことを期待しています。

と、ここまで書いてきているようなSEO対策が、全く意味をなさなくなる日が近づいていることを感じさせるニュースがここのところ増えています。

2025年5月21日付け日経電子版に「Google、脱「ググる」に自らカジ AI使った検索サービス無料で」とのタイトルの記事が掲載されています。これによると、「AIモード」と呼ぶ機能を検索サービスに追加するとのことです。

AIモードはグーグル検索のトップ画面からタブを切り替えて使う。利用者が知りたい内容を「話し言葉」で打ち込むと、AIが典拠元を示した上で、内容を分析して回答する。追加で質問して情報を絞り込める。

この検索機能を無料で提供するとのことであり、数週間以内にまずはアメリカで始まるようです(日本への展開時期は明らかにされていません)。

「典拠元を示した上で」とあるので、有用な記事を提供していれば、この「AIモード」から自サイトへの流入も期待できそうです。けれども、AIの回答のみで完結してしまうようになれば、ただコンテンツを利用されるだけになりかねません。

現時点では対策のしようはありませんし、今後の行く末を傍観しているしか無いわけですが、司法書士やその他の士業事務所がおこなっているネット集客にも極めて大きな影響が出てくることは間違いないでしょう。

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